2/28 第0期 入学式 レポート
逗子の山中のプライベート空間「村や」に参加者が結集
こんにちは。原っぱ大学 ツカコシです。2/28(日)は原っぱ大学 第0期の初日、入学式でした。第0期に参加いただいているのは全31家族。総勢100人近くのメンバーになります。入学式の日は春をちょっとだけ感じるいい天気。今後、フィールドワークを月1回進めていく逗子の山中にあるプライベート空間「村や」に参加者の皆さんが集いました。
「村や」は逗子の山中に、山主さんたちから逗子の仲間たちで共同利用させてもらっているスペース。まるまるひと山が遊びどころで、それなりに危険個所もあるのですが、好き放題大人と子どもが遊ぶには最高の立地です。
当日の模様をレポートしますね。
初めて会う子同士も混ざり合って野山を走り抜ける
初めて会う家族がそろったことで、そこはかとない緊張感が漂う中、入学式開始です。緊張感は大人達のものだけらしく、子どもたちはこの木と土の台地で遊びたくてすでにアイドリング状態。早く走り回りたくてうずうずしているのが伝わってきます(とても話を長時間聞いていられる感じがしない…)。
なんとか基本的な注意事項を聞き届けた後、子どもたちは山に散っていきました。小学生の子を先頭に、未就学児の子どもが後について、あっちの山に登ったかと思うと、こっちの山から駆け下りてくる。この場に来るといつも思うのですが、子どもはあっという間に関係が溶ける。誰と誰が友達とかあまり関係ない。ぐしゃっと仲間になって、ひたすら遊ぶ。
大人の方がお互いの距離を探り探りなのが、毎度見ていて面白いなと思います。
そんな大人の心を溶かすのは、ずばり、火です。5つのチームに分かれてたき火を開始。小枝、杉の葉を集めて種火をつけて、小枝を集めて火を育てていく。気づいたら隣の人とゆっくり話し始めている。火を見ると人は落ち着いて話したくなる、というのはきっと大昔から人間の身体に染み付いた習性なんだろうな、なんて思います。
その火を使ってお昼ごはん。焼き芋、マシュマロ、蒸し鶏etc。それぞれ、工夫を凝らしたランチを過ごす間も、子どもたちは山を、火と火の間を、走り回っています。
開拓開始!大人も子どもも真剣に土木作業
午後の作業はずばり、開拓。今後、原っぱ大学で使っていくエリアの土地を整え、倒木をよけ、下草を刈りとり、階段を作り…。みんなで土木作業です。ここでも大人と子どもの違いが面白い。大人はゴールを設定して、そのゴールに向かって小さな成功、失敗を重ねながら前進していくことに楽しみを見出しているようです。例えば、崖に階段を作る作業。仮説を立て、手を動かして、頭を悩ませて、方向修正してまた前に進む。大人4,5人が真剣になって階段作りにいそしんでいます。
方や、同じように階段を作ると言って動き始めた子どものグループは気づいたら滑り台を作っていました。なかなかうまく階段ができないなか、泥まみれになって滑ったほうが楽しいと気づき、当初の目的など捨て去ってしまい、ただひたすら崖から転がり落ちてきます。
どっちがいいとか悪いとかでなく、楽しみ方の違いが愉快だなと思いました。
人の力はすごい。あっという間に開発予定地が開拓されました。今回はここまで。今後はこの地に小屋を作ったり、畑を作ったり、みんなで決めて、プロセスを楽しんで場を作っていきます。それではまた!