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僕らが原っぱ大学を続ける理由


遊ぶことは生きることそのもの。親子の遊びから、はじめよう。

親子の時間をアウトソースし続けるのは、もうやめよう。
子どもと親が一緒に過ごせる時間は、実はとても限られているから。

さぁ、親子で「遊びをつくる」ことから、はじめよう。
“365日間、親子のための遊びの学校”として、原っぱ大学はスタートしました。

遊ぶことにはスキルはいらない。
正解もない。目的もない。
大人だって子どもだって遊んでいる当人が真剣になって、愉快な気持ちになって、周囲の人と笑いあえればなんだっていい。

そんな当たり前の「遊び」の感覚は子どもにとってはもちろん、大人にとってもかけがえのないもの。

そんな思いで原っぱ大学をはじめて約1年。大人、子どものじわじわとした変化を見て僕らは間違っていなかったと確信しました。そこで起こった5つの素敵な変化をお伝えして、僕らが原っぱ大学を続ける理由としたいと思います。

ゴールは知らない。プロセス偏重主義。

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僕ら大人はどうしてもゴールや成果物に目が行きがち。遊び上手な子どもはその瞬間の興味のおもむくままに動き、遊ぶ。そんな子どもたちが原っぱ大学のお手本です。

例えば小屋をつくる4歳の女の子。1日中ずーっと床ばかり作っているから(しかも同じ板に釘を打ってばかりいるから)全然完成しない。でもそれでいい。
例えば泥滑り台を滑る6歳の男の子。洋服はもちろん、顔も手も全身泥だらけ。茶色い人間。どうやって帰るのか、洗い物はどうするのか、全く考えていない。でもそれがいい。

ゴールに向かって努力して、達成することは尊いことだとは思うけど、そうやって結果を求められるシーンは、これからいくらでも味わえるはず。「遊ぶ」ときぐらい「結果」とか「努力」とか忘れてしまっていいと思う。その瞬間を全身で味わえばいいと思う。

原っぱ大学では子どもたちの今を楽しむ姿に感化されて、大人たちが徐々に変化していきました。上手くいかないときでも笑う。なんだかわからないけど身体を動かす。危ないからといって子どもの遊びを取り上げない。泥んこ、びしょ濡れを一緒になって楽しむ。その場、その瞬間を大切にする大人たちで溢れています。

いい加減で、ええじゃないか。

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白か黒か。成功か失敗か。善か悪か。そういうハッキリしたのって、なんだかつまらない。遊びの現場はそんなにパキッとハッキリしていない。やりたくなったらやる。飽きたらやめる。うまくいくかもしれないし、いかないかもしれない。いつだって思いつきが大切。ぼんやりとした「いい加減」がいいと思う。

いい加減だから却ってうまくいくことって山ほどある。
誰かが言い出した「ドラム缶風呂が欲しい」という掛け声で僕らの山に風呂ができた。誰かが言い出した「弓矢が欲しい」という掛け声で手作りの弓矢を担いだ狩人のような子どもだらけになった。
誰かが言い出した「畑が欲しい」という掛け声で畑を始めたけど、全部枯れちゃった。

いい加減だから、思いつくことがある。いい加減だから失敗しても笑っていられる。いい加減だから新しいことを始めるハードルがぐんと下がる。
いい加減であることは、とっても強いことだと思います。

親子離散。ヨコナナメの関係発生。

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親子の関係は大切です。でも時に重たくなったり、大変過ぎたり。
遊ぶときぐらい親子離散がちょうどいい。
程よい自然に囲まれているのがいいのか、原っぱ大学では子ども同士の年齢を超えた関係がすぐに生まれます。

小学2年生の男の子を筆頭に、未就学児までが隊列を組んで我が物顔で山を走り回る愚連隊。お母さんたちがお昼の用意をしている横で子ども同士、大人から離れてノコギリで木を切る子どもたち。誰かのお父さんと一緒になってたき火を囲む小学1年生。お父さんは離れたところで別の子どもと大工仕事…。これは全部、原っぱ大学の日常。

みんな実はお互いの名前をちゃんと知らなかったりする。それでもいい。名前を知らなくても、「親友」じゃなくても一緒になって身体を動かせる。その瞬間を共有できる。安心して親子が離れられることは、大人にとっても子どもにとってもいいことだと思っています。

目覚める野性。

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原っぱ大学のフィールドは山の中です。最初、おっかなびっくりなのは子どもではなくて大人たち。子どもはあっという間に野に馴染み、次に大人という具合。

忘れられないのは、都会育ちの3歳児が泥まみれになって、四つん這いになって、歯を食いしばって、自分の背丈の何倍もある崖を登って行ったこと。お母さんはそれをみて目を丸くしていました。「ろくすっぽ外で遊んだことが無いのに…」って。

きっとそういうことなんだと思う。僕らが必要以上に子どもを守ってしまっているだけで、信じて、野に放てば野性は目覚める。それは大人たちもそう。泥んこになっちゃえば大人も笑顔になれる。野性を取り戻せる。

ルールはない。自分たちで作る。

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「何やったらいいの?」「ねえ、次は何やるの?」「なんか楽しいことない?」原っぱ大学に来たばかりの子どもたちからよく聞かれる言葉。
「次はどうしたらいいですか?」「○○やっていいでしょうか」「△△はどうなっていますか?」原っぱ大学に来たばかりの大人たちからよく聞かれる言葉。

原っぱ大学ではルールも、やらなきゃいけないことも、やったらダメなこともほとんどない。自分が怪我しないこと、他人を怪我させないことを除いたら。だから自分で感じて、考えて、何をやるか何をやらないかを決めていくことになる。

でもそれってそんなに難しい、堅苦しいことでなくて、感じるままにやりたい放題やったらいいんだ、と気づくことなんです。自分を解放すること。勝手に決めてた「ルール」の枠を取り払うこと。

原っぱ大学ではだいたい、3、4カ月もすると「何をやったらいい?」という質問は大人からも子どもからも聞こえなくなります。代わりに聞こえる質問は「○○をやりたいんだけど、どうやったらいいかしら?」という相談。

ルールも、やることも、決められて与えられる側から決めて、やる側に変わる。

だから改めて、確信を持って皆さんに伝えられます。

遊ぶことは生きることそのものだ。
「子どものため」だけではなく、自分たちのために。
遊びから始めよう。

Do It Yourself.

原っぱ大学 ガクチョー 塚越 暁




原っぱ大学スタッフ紹介

原っぱ大学を運営する主要スタッフメンバーを紹介します。

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塚越 暁(ツカ)
ガクチョー/「村や」管理人。逗子生まれ、育ち、在住。小4男子と小1女子の二児の父。2012年、子どもとホンキで遊ぶのが楽しくて、「子ども原っぱ大学」を立ち上げる。最近の趣味は林業。週に2日~4日は逗子のフィールド「村や」に上がっている。


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志村 圭子
サンボー/逗子在住、小2男子の母。原っぱ大学のクリエイティブディレクター&ご意見番。現役ママの視点から原っぱ大学をチューニング。普通のお母さんでも楽しくあるがままにコミュニティに参加できるよう全体をプロデュース。


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永井 巧(たくちゃん)
リーダー/逗子の放課後自然教室「黒門とびうおクラブ」代表。豊富な子どもとのアウトドア経験から、場の安全に目を配りながら、子どもと思いっきり遊ぶ。山、川、海がコンパクトにまとまった逗子で自然とともに歩むコミュニティを作ることがライフワーク。


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伊東 優(ゆう)
技術チーフ/「村や」管理人。逗子生まれ、育ち、在住。ガクチョー塚越の小学校時代からの友人。林業、土器づくり、木器づくりなど、フィールドでの技術アクティビティの習熟度が高い。困ったときにすぐ相談に乗ってくれる頼れるチーフ。


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秋山 綾(あやさん)
スタッフ/葉山在住、5児の母。豊富な子育て経験を生かして原っぱ大学の場を暖かく見守る。困っている子ども、大人にそっと寄り添う原っぱ大学の頼れる「お母さん」兼 料理長。おひさまクッキング主催。


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大吉 美穂(みほさん)
スタッフ/葉山在住。フィールドワーク中の撮影を主に担当。優しい目線でちょっとだけ輪の外側からフィールドワークの活動を撮影。大人も子どもも生き生きとした表情の写真が魅力。


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山田泰子(たいこさん)
スタッフ/藤沢在住。2児の母。原っぱ大学初期からの参加者でいつの間にかスタッフに。フィールドでは子どもの動きを穏やかに笑いながら見守る人。リトルコースの企画運営を担当。元幼稚園教諭。


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山田ファミリー
スタッフ/藤沢在住。原っぱ大学の参加者からスタッフへ。周囲の子どもらを巻き込んで率先して遊ぶコータ&ヨータ。言葉少なくひたすら遊ぶカズキさん。「原っぱ」を地で行く4人家族。


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山本知永(TB)
スタッフ/逗子在住。原っぱ大学の参加者からスタッフへ。村やにトイレを作るチームの隊長として活躍したことからトイレ部長、通称“TB”の称号をもつ。肉体を極限まで追い込むことに喜びを感じるタフガイ。


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山本 美紀(みきさん)
スタッフ/逗子在住。TBの奥さま。やんちゃな旦那様を優しく包みつつ、押さえるところは押さえるできる妻。フィールドを飛び回る2児の母。原っぱ大学でもそんな優しいけど芯の強いお母さん役。


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内山 景子(うっちー)
スタッフ/沼津在住の保育士。フィールドワークの度に電車を乗り継いで沼津から逗子にやってくるアクティブ派。控えめな印象だけど、子どもたちにそっと寄り添う頼れるお姉さん。


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山本 弥生(やよいさん)
スタッフ/鎌倉在住の保育士。遊びの引き出したっぷり。安全を守る視点と、子どものアクションを「待つ」視点のバランスがピカイチ。自身でも親子のための遊び場をプロデュース中。