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これが大人なの川遊び!森戸川の源流を目指せ
三浦半島の「ほどほどの秘境で、無理しない冒険」をする。原っぱ大学の「おとな学部」のコンセプトです(後付けですが…。今回の部隊は葉山町を流れる森戸川の源流。二子山山系へ探検に出かけます。ハイキングコース・林道が豊富にあるエリアなのですがあえて、そうした道を通らずに森戸川はひたすら遡上していきます。
エントリーポイントは両岸をコンクリートで固められた都市型河川。両岸には民家が立ち並ぶ、いわゆるどこにでもある普通の川。その川のなかを大人たちはじゃぶじゃぶと上流へ歩いていきます(生活道路が川と並走しており、時折、上のほうから目線を感じます…)。
30分ほど歩くと、徐々に水質がきれいになり、左右に迫っていたコンクリートの壁はなくなり、いつの間にか山の中の川へ。三浦半島は砂と粘土層でできており、石の色が濃いので頭に思い描く「清流」とは異なるのですが、それでも水は冷たくきれい。野鳥のさえずりのなか、木漏れ日を浴びて歩いていくのは最高に気持ちいいのです。
ほどほどの淵を見つけたら自然と身体を浸したくなります。
人気のない河原でのランチも最高。
ここまではのんびりピクニック的な流れだったのですが、おとな学部は「冒険」がコンセプトですからこのままでは終わりません。川のはじまり「源流」を見に行こう、と森戸川の本流を外れ、支流に入っていきます。ちなみに森戸川、本流はハイキングコースが並走しており、いつでも「道」に戻れるのですが、ひとたび支流に入ると、後戻りできない自然の世界に入っていきます。
倒木をかいくぐり、岩を登り、蛇と出会ったりしながらひたすら突き進みます。
徐々に徐々に川の水が少なくなり…。そしてついに…。ぽたぽたと水が湧き出る「水源」に到着しました。感動。
でも冒険はここで終わりません。ここから尾根沿いを走る「ハイキングコース」まで30mほど、崖を直登しなくてはなりません。最後はドロドロになって這いつくばって、ロープも駆使して、ハイキングコースに出ました。
この景色のご褒美。
全行程10km超。道なき道を4時間以上の移動で無事に出発地点に帰ってきました。
森戸川源流。逗子駅から車で10分の「ほどほどの秘境」なのですが、十分ぐらい「無理をしない冒険」、いやちょっと無理をした冒険を皆で楽しみました。
参加者の一人は道中で叫びました。「本能が目覚めるなーー!」
またもう一人は言いました。「戻れないし、前に進むしかない。自分の足で進むしかない…。まるで人生」
もう一人は言いました。「東京から近くにこんな場所があるなんて…」
そう、東京近郊だって秘境はあるのです。そして、秘境に身を浸して日常を忘れて遊ぶのは子どもにとってだけでなく、大人にとっても最高のエネルギーチャージなのです。
さあさあ、思い切り遊びたくなった皆さま、ぜひ一度、おとな学部に体験にお越しくださいませ。毎月2回、平日と週末に開催しております。体験参加はこちらより!
おとな学部の最新のスケジュールはこちら。水色の予定をご確認ください(9月まで公開中。10月以降の予定は近日オープンします!)。