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未開の山におとな探検隊、出発!
今回のおとな学部の活動場所は京急電鉄さんと共に開拓を進める横須賀市にある「みうらの森林」。全敷地は東京ドーム40個分と非常に広大です。京急さんが土地を取得したのは50年以上前。以来、ほとんど誰も踏み入れていない山奥へ大人たちとともに探検に出かけます。
今回のルートは下見なし。私たちも初めてなルートに挑戦です。崖を登り、倒木を乗り越え、崖からまた下り降りて…。三浦半島の標高100mに満たない小さな山。名もなき谷と沢と尾根。危険な野生動物もいない小さな自然ですが、それでも人が普段踏み入れないエリアに入っていくとそこには非日常な世界が広がっています。
皆さん、最初は面食らうのですが、10分くらい道なき道を突き進んでいくと野性のスイッチが入ります。お尻が泥んこになろうと気にしない。ただ、ひたすら前へ。
冒険のはじまりこそ、ワタクシ、原っぱ大学のガクチョーが先頭を進みますが、慣れてきたら先頭を交代。先頭を歩く人が道を切り開いていきます。倒木だらけで進めなかったり、棘の生えた植物に道を阻まれたり、藪が濃すぎて前に進めなくなったり…。そんな状況でもひたすら切り開いていきます。
メンバーの一人が言いました。「道は、切り開くものですね」。おおお、深い。
そうなのです、道は切り拓いていけるのです。
目的地まで向かい、そこから帰ってくる。たったそれだけのことなのだけど、面白いんだな、これが。
今回、ランチは原っぱ大学調理スタッフ咲さんご提供の「ビリヤニ」。スパイスが効いていて、運動後の疲れた体に程よい刺激をくれます(子どもと一緒だとなかなか食べられない大人の味!)。
食後は焚火をつけてコーヒーを飲んでのんびり。
そのまま、まったりかな、と思いきや、「おとな学部」で作っている畑に雨水の集積装置をつくりたい、という話を皆さんにして、若干強引に巻き込んだところ、疲れた身体に鞭を打って、道具を駆使して短時間で集積装置を作ってくれました。
為せば成る。やればできる。おとなの遊びのポテンシャルすごい!