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荒れ地に皆で畑づくり。夏野菜の苗を植えてみました
三浦半島の東側、横須賀市野比にある「みうらの森林」は京急電鉄さん所有の広大な森です。「再生と循環」をキーワードのこの土地を、原っぱ大学では遊びながら共に育んできます。その一環で、森林整備のために作られた作業道路の一部を畑にすることにしまして…。おとな学部のプログラムとして皆で開墾、整備をしてきます。
三浦半島の土地はカチカチの粘土層がほとんど。今回の場所は日当たりこそいいのですが、もともとの粘土層が、作業車両によって踏み固められ、カチカチの荒れ地。文字通り、「ぺんぺん草も生えない」土地であります・・・。
そこを先日、京急電鉄の皆さんと一生懸命、開墾して、がれきをどかして、土を掘り起こしました。
その畑の地に今回は苗付けをしていきます。
決して土が出来上がった土地ではないし、毎日丁寧に水やりできる場所でもない。そして「再生」がテーマの土地だからできるだけ自然農法に近い形で、化学肥料等を使わずに維持したい。制約条件が多すぎて難しいのですが、まずはチャレンジです。
先日耕した土地、明らかに周囲のカチカチの土とは違います。耕して、竹炭と竹チップを混ぜて2週間。なんだか柔らかい土になっています。そして、前回はほとんどいなかった虫たちがあちこちに。ちょっとだけ土地がよみがえったかもしれません。
でもまるで畑に見えない土地に、参加者の皆さんは最初「これが畑???」とびっくり。
それでも皆で土を寄せて、畝をつくっていくと、なんだか愛おしい畑になっていくから不思議です。
今回、苗は原っぱ大学スタッフのえりこさんが用意してくれました。種から育て、大切に育苗した固定種を中心に豊富なバリエーションを用意してくれました。
ちなみに植えたのはこんな感じです↓
ミニトマト、バジル、万願寺、シソ、枝豆、かぼちゃ、きゅうり、ゴーヤ、ナスタチウム、ハイビスカスローゼル、レモングラス、ローズマリー
2m×3m程度(畝が2つ)が2面。豊富な野菜が並ぶのはシンプルにうれしいしワクワクします。誰も「先生」ではなく、皆で相談しながら、配置を決めました。相性やどれぐらい大きくなるかなど、将来を見据えての配置決め。楽しい時間です。
トマトやキュウリなど背が高くなる作物は支柱が必要、とのことで。山の奥の竹やぶから竹を切り出してきてツルで巻いて即席自給自足支柱のできあがり。
たき火を囲んでののんびりお昼を挟んで、水をやって草マルチをかぶせて完成。すくすく育ちますようにー。
おとな学部ではこの畑を頑張って育てていきます。また、畑に適さない不毛なエリアには緑肥を育てて土を耕すなど、少しずつエリアを広げていく予定です。体験、随時募集しておりますのでぜひ遊びに来てくださーい!