REPORT

こども学部
子どもたちだけの探検 ~道なき道の冒険と仲間との絆~

逗子の自然豊かなフィールド「村や」をスタート地点とした森の中の「探検」。
地図も決まったルートもなし、あるのは道なき道と、子どもたちの冒険心だけ。
親御さんに送り出された子どもたちが、自分たちの力で道を切り拓く、「子どもだけの特別な1日」をのぞいてみましょう!

焚き火の魔法 ~みんなで心も体もぽっかぽか~

寒風吹き抜ける「村や」に到着すると、まずはみんなで焚き火の準備。「火をつけるのは怖いから、枝集めは任せてー!」と張り切る子や、「私はまた、ノコギリ使って木を切るんだー!」と得意げな子まで、みんなの個性が光ります。火が灯った瞬間、全員の目が輝き、「やったー!ついたー!」と歓声が響き渡る。焚き火の温かさだけでなく、みんなで火をつけた達成感が、心までポカポカにしてくれました。

探検スタート! ~ドキドキと泥んこの冒険へ~

ランチを終え、いよいよメインイベントの探検スタート。道があるようで、ないような森の中を進む子どもたち。ぬかるみに足を取られたり、枝をかき分けながら、子どもたちは声を掛け合いながら進みます。前を歩く子が「ここ滑るから気をつけて!」と声を掛け、後ろの子が「ありがとう。気をつけるね。」といった微笑ましいやり取りをする場面も。

ところが、探検の終盤。急な坂で、1人の子どもが足を滑らせ転倒。服や靴は泥まみれ。「俺もう無理だ。帰りたい」と悔しくて涙ぐむ場面も。結果的にその子は、来た道を引き返すという選択をし、スタッフと2人だけの新たな探検をスタート。彼は少しずつ笑顔を取り戻し、「来た道を戻るのも探検のひとつだよねー」なんて笑い合いながら、冒険の新たな楽しさを味わうことができました。

遊びは終わらない ~探検の後も全力で楽しむ子どもたち~

探検を終えた子どもたちは、さらに遊び心全開!サッカーやチャンバラ、山頂のブランコではしゃぎ、笑顔が止まりません。「もう帰る時間だよー」とスタッフが声を掛けても、「えー、まだ帰りたくない」、「ねえねえ、これからまた探検に行こうよ」と名残惜しそう。最後まで全力で楽しむ姿が輝いていました。

みんなで作る冒険の物語 ~かけがえのない探検の時間~

「探検」という冒険は、ひとりではなく、みんながいたからこそ生まれたもの。「ぬかるんだ道」も、「焚き火」も、「転んだ悔しさ」もすべてが織りなして、かけがえのない時間が生まれました。自然の中で、子どもたちは自分の力を信じ、仲間と助け合い、そして思いっきり楽しむ。そんな特別な体験を、私たちスタッフも一緒に味わうことができました。

原っぱ大学「こども学部」ではひとりひとりが自分で感じ、考え、行動する時間を大切にしています。プログラムはあれど、そのプログラムにどう向き合うかはその子次第。「探検から戻る」と決断した子もそんな風に「自分で決める」を実践したわけです。そんな小さな決断の一つ一つが掛け替えのないものだと私たちは信じています。

体験参加、随時募集中です!こちらのページより体験お申込みください。

★2024年4月からの新1年生の体験参加を2024年1月、2月、3月の各回にて募集します!新1年生もお気軽に遊びにいらしてくださーい!

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