我が儘であり続ける。ベン図。35歳、最後の夜に。
人からあれこれ言われたくない。
堂々巡りの会議に出たくない。
革靴嫌い、スーツ嫌い。
ゴムぞうり好き、裸足はもっと好き。
思いっきり仕事したい。
ルーチン嫌い、まわりくどいの嫌い。
でも遠回りと回り道は嫌いじゃない。
思いっきり遊びたい。
家族との時間を大切にしたい。
商売をしたい。
物をつくりたい。
ワクワクしたい。
ワクワクをシェアしたい。…。
これは好き、あれは嫌い。
なんかいい気分、なんか嫌な気分。
自分の好き嫌い、自分の肌に合う合わないを素直に言えるようになった。ようやく。35歳にして。自分の我が儘に素直になることが尊いことだと思うようになった。
Aでありたいということと、Bでありたいということ。どちらも強い思いがあるとすれば、どちらかをあきらめるのでなく、両方の重なる部分を選びとる。Aは譲れなくてBも譲れなくて、CもDもEもFも譲れないのであれば、その全部が重なる部分を貫く方法を工夫する。
そういう針の穴のようなベン図の重なりに妥協しない。その先に自分自身がある気がする。
仮でもいいから、嘘でもいいから自分の好き、嫌いのラインを明確にしていくことがとっておきの答えにつながっていくと思う。我が儘にこだわることが自分自身が一番快適。我が儘にこだわることが人との接点をシャープに照らす。
そんなことを改めて思う、35歳最後の夜です。