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「原っぱ大学セイシュン」立ち上げにあたって

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「家族」でも、「学校の友人」でもない仲間と出会う場に

これまで原っぱ大学は「親子での参加」を大切にしてきました。それは親子関係において「大人」のあり方が大切だと思ってきたから。親が1人の人として、大人として思いっきり遊ぶ、楽しむことが子どもにとっても親にとっても何よりも大切だと考えてきたからです。

そんな思いで原っぱ大学を立ち上げて、取り組んできてふと気づくとうちの長男は5年生になっていました。まさしくセイシュンの入口に立つ彼を見て思うのは、親と子の関係も大切だけどそれだけじゃ足りなくなってきたということ。最近の彼に必要なのは信頼できる「親以外」の存在との出会いだなと。それは分かり合える友人だったり、面白い大人だったり。もちろん、その出会いが「学校の友達」と「学校の先生」であったら幸せだと思うんです(実際、長男の学校での環境はとても恵まれていると思っています)。

ただ、それだけだと危うい。先生とうまくいかなくない、クラスの友達と気が合わない…、地域のコミュニティは学校の延長線…。多感な「セイシュン世代」は親との距離も模索・再構築中。学校という彼らのメインの社会でリズムが崩れるとあっという間に逃げ場がなくなる。

学校や地域の外に同じ時間を共にした仲間がいるということが多感な時期を乗り切るうえでこのうえなく心強い支えになると思うのです。

古い話で恐縮ですが、実は僕自身、小学校・中学校とそんな仲間に救われていました。ありがたいことに小学生のころから冬と春とに同じ団体が主催するスキー教室に通わせてもらっていました。そこには毎回、仲間が色んな地域から集まってきていて。中学時代、ちょっとしんどかったのですがそこでの人間関係があったから、なんとか乗り切れたのを覚えています。

というわけで、うちの長男がそんな多感な年齢に差し掛かったということもありまして、「原っぱ大学セイシュン」を立ち上げます。はなはだ自己中心的な動機でスミマセン。セイシュン世代の子どもたちが、親のいないなか、山の中で遊びながら、生活しながら友情をはぐくむ。そんな甘酸っぱい時間を生み出せたらと思います。

原っぱ大学 ガクチョー 塚越 暁

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