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2.「異分子」は排除したくなる。

異分子:他の多くの仲間と性質や思想が違っている人(三省堂国語辞典)。

原っぱ大学のフィールドではスタッフの子どもらが紛れもない異分子です。スタッフに慣れているから言うことを聞かない、自己主張が強い。場に慣れているから勝手に飛び回る、いつもの遊びだとすぐ飽きる。

場を作る側からすると非常にイライラするわけです。「あ、それ知ってるー」「もう飽きた。なんか別のことをやろうぜー」etc. 奴らは大人の事情など(あまり)気にしない(彼らの名誉のためにいうと時々は気にしてくれます。独自の嗅覚で)。自分たちが最高の時間を過ごすことが興味の(ほぼ)すべて。時として僕はそんなスタッフキッズを排除したくなるし、コントロールしたくなります(場を作るのに邪魔だから)。

異分子たちは場のテンポを破壊し、ときに想定外の動きを始めます。勝手に秘密基地を作り出す。弓矢を作り出す。落とし穴を掘り出す。泥の投げ合いを始める。フィールドで僕が想定していた1日の流れを明後日の方向に強制的に、そして強力に押し曲げます。

当然、周囲の子らはその未知のそして魅力的な遊びに引き込まれ、僕が思い描いていた「1日の流れ」は吹き飛びます。しかし、そこにはライブ感が溢れ、どうなるか本当に誰も分からないスリル溢れる「遊びの場」が生まれます。

この段になってはじめて、「異分子」の素晴らしさ、場をコントロールしないことの大切さに僕は気づかされます。異分子が作った想定外の状況が本物の「遊び」を生み出す。だから僕らは時にイライラするけど、「異分子」たちをほったらかすようにしています。

僕らは同じフィールドで季節を超えて遊びを繰り返しています。何等かしかけがないとどうしても場が硬直的になり、同じ遊びを単調に繰り返すことにつながっていってしまいます。たぶん、そうなったら原っぱ大学はおしまい。現段階での「硬直化」に対する一番の処方箋はこの異分子たち。

彼らの大人の事情を飛び越したエネルギーが場に活気をもたらしてくれています。そのエネルギーを受け止めて、できれば増幅させて、即興で楽しむマインドをいついかなるときも持っていたいものです。

2017年1月4日@自宅