先週末、盆栽師の友人が逗子に遊びに来ました。
子どもとの遊びにと、
普段は見向きもしない足元を丹念に探して、
お気に入りの野草を探し出して「野草盆栽」をつくる
という企画をしてくれました。

これが、楽しい。

地元の山。子どもたちと走り回ることはあれど、
じっくりと足元を見る機会なんてめったにない。
よくよく見ると、小さな小さな花、葉、草。
ひとつひとつが生き生きとしている。
そこには彼らの世界がある。
僕のお気に入りはゼンマイです。

手のひらサイズの鉢を片手に、
あーだこーだぶつぶつ言いながら、
イメージにあう草を摘む。

子どもたちはさっと決めてさっとできあがるけど、
おじさんはなかなか決まらない。
角度が違う、バランスが違う。んー・・・。
そんな折に師匠が一言。
「自然に近づけようとしている時点でダメ。無心でエイッと決める」。
無心とな。。その境地に達するのは難しいです、はい。

それでも、小一時間かけて形作り、
苔を配して、水をさっとやるとそれらしい、
手のひらサイズの盆栽ができあがりました。
いとおしい。

家に帰って机に置いて眺めたり撮影したりするのも楽しい。

↓こちらはムスメ作。

どうやって育てればいいの？と師匠にしたところ、ポイントは2つ。
1）鉢が小さいから、水がすぐに抜けちゃう。毎日必ず水をあげること。
2）生えていた場所となるべく近い環境をつくってあげること。

そして1週間。
花は落ちちゃいましたが、葉は青々、元気よく生きております。